タイトル−スイスレポート
スイスレポート番外編その3(1)
 昨夏(1999)に引き続き急遽、昨年の12月から今年の1月にかけて、再びスイスを訪れたのですが、クリスマスにポーランドに行きました.その事後報告として宛てたメイルを、
番外編第3弾としてお送りします.

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 今年がショパンの没後150年ということもあって、クリスマスにポーランドに行くことを思い立ったのですが、今考えてみると当たり前なのですが、クリスマスは博物館もお店も乗り物以外は全て休みというほどの大きな休日でして、行ったのはいいが、どこも行くところがないという何ともお粗末な出だしになってしまいました.
 そこで、教会でも行くかと思い、ショパンの心臓が奉ってある聖十字架教会に行きました.1時間ごとにミサをしているようだったのですが、キリスト教徒ではありませんが、僕も参加しました.その荘厳な雰囲気と静寂、そして神に皆が祈るその空気は言葉では言い表せないものでした.
 ミサの最後に隣りあう人と握手や抱擁をしてお互いが今ここにいることをありがたく、お互いに感謝するという習慣があるのですが、まさにこのことが今生きていることの意味であり、ありがたさなのではないかと考えさせられました.

 とはいっても僕は相変わらずの「困った時の神頼み」なのですが・・・・

 他に、後日アウシュビッツの強制収容所やショパンに関する博物館等を見てきましたが、どれも感慨深いものであったり、非常にショックを受けたものでした.
 アウシュビッツに関しては、まだ衝撃が大きすぎて表現できないのですが、ナチスの起こした人間の狂気とそれにもたらされた悲劇は、深く脳裏に焼き付いたことは間違いのないことです.                                     >次頁へつづく

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