タイトル−スイスレポート
スイスレポート番外編その1(1)
スイスの結婚式
 スイス滞在の折り、その時々にあったことを書き綴って投稿した「スイスレポート」
が思いの外、反響を呼んでいたことに驚きました.
 スイスレポートの投稿の他、知人に宛てて書いた紀行文などを手始めに、しばらくは
「スイスレポート番外編」として掲載していただき、以後は「さくらレポート」(開花宣言じゃありません)と題していろんな話題を探して投稿してみようかと、制作者に頼んで、このシリーズを継続してみることにしました.
 みなさん、暇な折りはおつき合い下さい.

 まず、番外編第1弾は、昨年8月9日に書いたもので、結婚式に飛び入りした話です.

 ヨーロッパの夏は短いと聞いていましたが、空はもう秋っぽくなってきました.
 僕自身は秋が好きなので、なんとも情緒があっていいのですが、こっちの人はとてもさびしいんだそうです.厳しい冬の到来を思うそうです.僕の様にいい季節だけ来て帰るというのは、都合のいい話なんですね.

 さて、先日ここの同居人の友人の結婚式というか披露宴パーティーに突然出席することになりました.なんか弾いて欲しいということで、快く出席したのですが、なかなかこちらの披露宴は面白かったです.

 どうもこちらのトラディショナルなやり方なのだそうですが、新郎新婦に捧げる言葉を考え、そこに来た人々の一人一人がその言葉一つ一つのアルファベットが頭文字になる物を謎かけし、それをプレゼントするというものです.
 例えば、捧げる言葉が「Congratulation!!」だったら、まず初めのアルファベット「C」で「辛くて、黄色くて、熱くて、ご飯にかけるとおいしいもの」と出席者の一人が前に出て問いかけます.すると会場から「CURRY!!」という声があがって、カレーのルーを新郎新婦にプレゼントするというわけです.当日の言葉は、スラングが入っていたのでちゃんとはわからなかったのですが、「おめでとう!!ジミー、テトラ!!ふたりの末永い健康と幸せを祈ります!!」という様な文意でした.アルファベットの数にして50は越えていたと思います.
 みんな機知に富んでいて、なかなかおもしろおかしかったです.   >次頁(2)へ続く
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