タイトル−スイスレポート
スイスレポート番外編その1(2)
スイスの結婚式
 今回の夫婦は新婦がドイツ人、新郎がイギリス人という組み合わせでしたので、いちいちそれぞれの言語の訳がついたのですが、シャレというものは訳してもあまりおもしろさがわからないことが多い様で、イギリス人がうけたものは、ドイツ人にはあまりうけず、ドイツ人にうけるものはイギリス人には通じないということが多かったのがおもしろかったです.
 ちなみに僕は、どちらも何がおかしいのかわからないというものも少なくなかったです.・・・トホホ・・・(ハタから見たら1人だけしらけた顔があったのでしょう!?) 

 日本では披露宴というと新郎新婦は前に出された食事も満足にとらず、ただただ自分達を祝ってくれる人たちの演説や出し物を見ているというのが通例ですが、こっちではまずそんなことはないそうです.
 この披露宴でも、花嫁が先頭きって、食べ物を狂ったように食べて、酒を飲んでいました.
 その光景たるや・・・・

 スイス料理がコースで出てきたのですが、最後デザートのバイキングが出てきたときも誰よりも先に花嫁が出てきて山盛りいっぱいデザートをドサっととっているのです.
 僕個人としてはこういうのはとても好きですが、日本の格式ある習慣というのがなんとも美しく見えたりもしました.
 披露宴での出し物は僕がピアノを弾いたのと、大道芸があった以外は歌もなにもなく、ひとりひとりの謎かけクイズがあっただけでした.
 午後7時に始まったこのパーティーは翌日の午前1時に終わりました.
 非常に長い、気長なパーティーでした.

 さて、ちかごろ刺身というか寿司がかなり恋しくなってきました.
 それに居酒屋というようなものがこっちにはありません.

 おかげで酒の量は減り、二日酔いもありませんが・・・・・・

                                    スイスにて
                                          加藤 昌則
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