タイトル−スイスレポート
スイスレポート第5弾
作曲家オンパレード
 ・・・このレポートは、Mさんのご質問(作曲家はいったい何人くらいいるのですか?)への返答から始まります。・・・

 音楽史上、最初に登場する作曲家はフランスのマショーと言われるとよく聞きます。
 作曲者とその作品がともに知られているということで、こう言われるのでしょうが、作者不詳の作品も含めると相当昔から音楽は作られていました。

 グレゴリオ聖歌というのが、多声音楽の発生の源として、その単旋音楽の時代から音楽史では語られているものが多いかと思いますが、古くはギリシャ悲劇のなかにもコロスとして、劇中合唱隊と呼ばれる人達が音楽を演奏していたようです.しかし楽譜のような記録がないですから、音楽と呼べるものだったのかどうかなどわかりませんね!??

 仮にマショーを起源としても相当な数の作曲家はいます。
 学校などで習う音楽は、バッハから(よく音楽室の後ろに肖像がはってありますよね.)ですが、バッハ以前にも相当数の作曲家がいましたし、莫大な量の作品が残されています。近年、このいわゆる古楽というものが見直され、録音等多数出版されるようになりました。

 バッハ以降も、現在は知られていない作曲家が当時はたくさんいたようです。
 先日、ショパンの資料を見たのですが、彼のパリでの演奏会のチラシには、ショパンの他に知らない作曲家の名前がズラリでていました。
 スターリン時代のソ連にも広辞苑の厚さに匹敵するくらい多くの作曲家がいたようですし、あまり日本では知る機会のないアフリカなど南半球にもたくさんの作曲家がいるようですので、一体何人なんでしょうね????
 全く想像を絶する数なのでしょう。                       >次項につづく
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