タイトル−スイスレポート
スイスレポート第6弾
スイスの作曲家
 フランク・マルタンです.

 彼は1974年に没した、現代の作曲家ので、スイスの演奏会ではしばしば彼の作品が上演されます.
 彼の存在は、僕も大学に入った頃から知っていたのですが、日本では一般にはそれほど有名ではないのではないかと思いますし、曲を聴いたことがある人も多くはないのではないでしょうか!??
 彼の「8つのプレリュード」がよくピアノのコンクールで課題曲にされたりするほかは、コンサートのチラシ等で目にすることはすくないのではないかと思うからなのですが・・・

 しかし、彼は多くの作品を生前残していて、スイス国内のCDショップ、楽譜屋、図書館(ビデオやCDまで借りられます)などではCDや楽譜など、かなりそろえられています.

 彼の代表作の一つに「小交響的協奏曲」というハープ、ハープシコード、ピアノと2群の弦楽オーケストラのための作品があるのですが、これは一見ならぬ一聴の価値ありだと思います.
 演奏回数の非常に少ない作品ですので、もし日本でこの作品が取り上げられる時は要チェックしてみて下さい.

 この作品は彼の作曲法というかシステムを非常に顕著に表している作品でして、「ああフランク・マルタンってこんな人」と思うにはいい作品かと思います.

 いちいち彼の作品についてここで触れてもしょうがないですが、フランク・マルタンというスイスの作曲家がいたのねん!??と心にとめておいていただければ幸いです.


 早くもスイスは肌寒いです.

                  スイス ヴィンタートウアーにて

                       加藤 昌則
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