タイトル−スイスレポート
スイスレポート第3弾 : 「ロシア風誕生日会」
 先日、桜声舎同人の幸田浩子さんの公演を見に、ザルツブルク近郊まで行ってきました。前回の投稿で、このことに関する特別レポートをするといいましたが、 まだ文面がまとまっていませんので、第4弾で投稿しようと思っていた、このレポートを先に投稿し、お約束のレポートは近日中に第4弾として投稿しますので、 どうぞご了承ください。

僕の行った音楽祭(詳しくは次回のレポートで)では大編成のオーケストラが使われていたのですが、そのオケのメンバーはロシアのミンスクというところにあるオーケストラを中心に、各国からメンバーを募っていたようです。そのため、多くのロシア人がメンバーの中にいたのですが、たまたま呼ばれたロシア人の誕生日パーティーの模様を音楽とは何の関係も ありませんが、今回レポートします。

このミンスクのオケのメンバーのなかに、アンドレというトランペッターがいたのですが、彼が誕生日で、友人とともにパーティーに招待されました。 普通日本では、誕生日の人がいると誰かその友人が音頭をとって、パーティーを企画するものですが、こちらでは本人がパーティーを企画して、人を呼ぶんだそうです。 僕は当然ロシア人とはつきあいなどありませんでしたから、どんなんなるのかと少し不安だったのですが、彼らは僕の持っていた印象とは異なって、大変フレンドリーで、話も面白く朝4時まで盛り上がってしまいました。

ただいまの二日酔いになったのではないかというみなさんの問いですが、その通り!正解です。 というのも、パーティーにはロシアの典型的な進行があります。 まず、皆お猪口ぐらいの大きさのグラスにウォッカをいれて、誰かひとりが挨拶をし、それが終わるとみんなで乾杯して、そのウォッカを一気のみするのです。 これを間に時間をおいて3回するんだそうです。 この間にだされた食べ物をいっぱい食べます。 そうしないと回ってしまいますから・・・・
また、お酒の注ぎ役になるひとがいて、その人以外は決してお酒をつぐことができません。 日本でいうところのパーティー進行責任者とでもいいましょうか!??

もし、お酒が欲しくなったら、この人におねだりをしなければならないのです。 気を使って手酌をすると怒られます。 僕は一回注意されてしまいました。というわけで、ご想像通りウォッカを3回一気のみしたわけで、当然酔っぱらってしまいます。

 もし、今後ロシア人のこういうパーティーの場に招かれることがあったら、3回いっき飲みのイベントが一通り終わったところで、お酒をセーブしておかないと、立てなくなるので注 意を。 僕はセーブを心がけていたので何とか大丈夫でした。 ちなみに友人は記憶をなくしていたそうです。

ロシア風誕生日パーティーの模様でした。
加藤 昌則
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