カーテンコールで、ちょうどミミ役のミレッラ・フレーニさんが誕生日で、歌劇団の歌手も観客席に流れ込んできての満席の場内でのパッピー・バースデーの大合唱は感動ものでした。
そう、まさにこのときに、歌声に「感動」したのです。
ハッピーバースデーは歌詞の内容がわかるし、普段から口ずさんでいるからこそ感動をさらに共有できたのではないでしょうか。
そんなこともあって、ちょうど、歌唱に興味があるときに、加藤さんから、桜声舎の演奏会の案内をいただき聴きにいったのが、この桜声舎との出会いです。
当日は、「こどものうた」・・・というステージで、誰もが考えそうな曲を予想して行ったのですが、帰るときには、脳みそが洗われような?感じでした。目からうろこ・・・っていうのでしょうか。 まずは、人間の声ってこんなに大きいんだと驚いたこと。そして、人の声の響きの美しさ・・・というのを、文字通り実感できたこと。
これは余談ですが、ドイツでオペラの指揮研修中に、歌手の歌声の響き、振動によって、天井の古いシャンデリアのガラスが割れてしまったのを思いだし、なるほどと納得もできる気がします。
話を戻して、何よりも、日本語の美しさを垣間見たような気がしました。
よく、愛を語るにはフランス語、神に祈るにはスペイン語、冗談でしょうが、ドイツ語は馬に語ることば・・・等といわれていますが、
日本語は・・・美しさを語ることば・・・のごとくでした。
これが桜声舎ホームページをお手伝いするゆえんです。
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